美容鍼灸のたぐいはやる気がありません

 中国では「鍼灸美容」とか「中医美容」みたいなジャンルもあって、私も専門には勉強していないとはいえ多少の知識は持っています。

 例えば便通を良くするとともに肺気の流れをよくして、それから顔面部に温灸すると肌の状態はとてもよくなります。アトピーの治療することに比べたら、健康な皮膚の状態をよくするなんて簡単です。

 美脚とかくびれとかも、武術の鍛錬を応用するとともに、鍼で骨格の歪みをなくすようにしていけばいい感じのスタイル作ることもできると思います。

 だが断る。

 なぜならば、そういうのを求めてる女性は楽でサービスが過剰なのを求めてますから、付き合っていられないのです。私の仕事は鍼灸治療ですから、女性心をひきつけるサービスなどというエステのようなことをやりたくありません。

 資格がなくてもできるからと、エステで勝手にやっているカッピングも、私ら鍼灸師が扱えばもっと有効に使えます。あれはもともと日本語では「吸い玉」中国語では「抜灌」と言うれっきとした中医の治療法です。最近では「かっさ」も行われているようですが、あれは跡がつかないように軽くなでても意味がないものです。「かっさ」もまた、中医学の知識があって初めて有効な治療ができるものです。

 とはいえ、日本で歓迎されるのは「きちんとした本物」よりも「ぬるい偽物」ですから、「正しくできる」かどうかはあまり関係ないのでしょう。

 やる気がないものをわざわざ書いたのは、たまにそういうことが出来ないか女性に聞かれることがあるからです。