難病治療ご希望の方へ

難病治療をご希望される方へのご案内

 中国医学の応用範囲は広く、特に中国鍼はいわゆる難病と呼ばれるような難しい病気の治療にも有効な場合が多々あります。とはいえ、すべての病気に対して万能というわけではなく、また治療できる病気でも簡単に治るわけではありません。

対応できない病気について

 まずガン・腫瘍については鍼灸はほぼ無力だと言っていいと思います。ガン・腫瘍の治療については中国医学より西洋医学のほうがはるかに発達し、また有効です。

 エイズなどの新しい感染症治療についてはまだ研究が進んでおらず、鍼灸での有効な治療法は確立されていません。その他の感染症については鍼灸が有効な場合もありますが、西洋医学の治療のほうが有効度は高いでしょう。ただし風邪程度の感染症であれば他の病気の治療をご依頼いただいている患者さんが風邪をひいているときなど、併せて治療することは可能です。

 事故などによって物理的に神経が切断されているような麻痺は鍼灸でも効果は望めないと思われます。

 他に外傷や骨折・脱臼の治療は外科医や柔道整復の専門なので鍼灸では治療できません。ただしこれらの後遺症として痛みがあるような場合は治療できます。

問い合わせの仕方

 よく「~病の治療をしたことはありますか?」という問い合わせをしてくる方がいますが、鍼灸師がありとあらゆる病気の治療経験を積むことは不可能ですので基本経験がないと思ってください。それよりもまず対応できるかどうかが問題です。

 鍼灸は「~病」に対する治療をするわけではなく、その病気を起こしている体の状態を治すものです。「~病」の治療経験がなくても対応できる場合が多々あります。ですから当院のみならず他の鍼灸院さんへの問い合わせの場合も経験の有無よりも対応できる能力の有無を聞いてください。

 ただし、電話やメールの問い合わせで患者さんの体が透視できるわけではありませんから、対応できるかどうかの明確な答えは実際来院して診察を受けていただいた上でなければ出せません。

治療の目安

 難病治療の場合週2回の治療をお願いしています。症状にもよりますが週1回の治療ではあまり効果は期待できない、もしくは改善への時間が長くなるものと思ってください。今までの経験を例にすると、難病ではありませんが顔面神経麻痺のような比較的効果が出やすい症状の場合でも週1回しか治療できない場合は週2回と比べて治癒の速度は3倍・4倍長くなってしまいます。

 また、どのぐらいで治るかという目安は一切ありません。人間の体を扱っている以上、症状の種類、症状の程度、年齢、体質などによって千差万別です。ゆえに機械を治すような明確な期日を出すことはできません。